カテゴリ:暗室作業( 9 )

400ft

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写真をしている友人と雑談、Eastman Kodak社の話は聞いていたけれど、店頭からフィルムが無くなっていたのはしりませんでした何とフィート缶まで!
Tri-Xで制作していた人は多いだろうから、店頭在庫があっという間に無くなったのも頷ける話だけれど、困ります。困る困ると、友人が取り出したのが写真のKodak400ft、これは楽しいw
デリバリーピザよろしい箱に、いかにもシネマなこうしたパッケージングは夢があっていいなぁ。

往年のArriflex IIc の400ftマガジンにスッポリ、収まるのでしょうかw
さらに1000ftもあるようで、パーフォレーションの幅がちょっと違うみたいですが、楽しみです。
ガンバレ!

◆追記
それと、上のヴィテッサを譲ってもらいました。
銘玉と名高いウルトロン、描写がとても楽しみです!


◆追記の追記
上の写真は東京、国立のFLOWERSカフェ。カレーが有名ですが、雰囲気もなかなか素敵なお店でよく使わせてもらっています。店内Movieで『Powers of ten』を流しているあたり、さすがのチョイス!
遅くまでやっているカフェの意外と少ない国立、デニーズではあまりに寂しいとお思いの方に、ぜひともお勧め致します!
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by K_Mutori | 2012-02-04 13:45 | 暗室作業

いきつもどりつ

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本日は友人にお願いして、撮影に行って参りました。大正期の煉瓦造建築!
大変素晴らしい場所で、友人には感謝しきりです。

さて、今回は前回失敗した乾板の再撮影、テストが目的でした。
新しいレンズも揃え、作り方も一新し、さてどうなるか…期待とかなりの不安が
ある撮影でしたが、果たしてどうなるか。

結果としては、一歩前進です。
先ほど現像した乾板は、鮮明な像を結び大変美しい像を結びました。
ただ定着段階で面白い程容易く像が流れ去ってしまったのでした…

うぅ…暗室で手に入れたかに思えた像が、目の前で流れ去るというのは
写真師にとって恐怖以外の何ものでも無いでしょう…ショック!
今からでも処置が無いか、とりあえず2枚目以降の現像を止めています。
うむむ、一難さってまた…しかし一歩前進した事は確かです!!
引き続き、ですね!
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by K_Mutori | 2012-01-15 01:11 | 暗室作業

一進一退

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(上は今回の撮影セット、三ヶ日で人が少なく、怪しまれませんでしたw)
ガラス乾板、やはり何でもスイスイ、とは行かない様です。
今回作成した5枚は全て像が浮かびませんでした。

ただ今回はフィルムシースに入れて実際に撮影を行った、
すなわちフィルムとしてガラス乾板を使用した初実験だったので、
仕方ないかもしれませんね〜。
(前回は印画紙として陽像を得た実験でした。)

考えられるのは…
・乾板を作成してから2週間近く時間が経過していた。
・ガラスをアンチグレアタイプのものを使用しているので、ガラス内で乱反射が起こり、
 像が形成されなかった。

さて、これが原因であれば対処出来るのですが、うむむ。
ちなみに個人的には2回目のジンクスがあって、
1回目は驚く程うまく行きますが、2回目は全くうまく行かない、というジンクス。

うーむ、引き続き頑張るしか無いなこれはw
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by K_Mutori | 2012-01-05 02:02 | 暗室作業

Glass Plate Photograph.

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ガラス乾板、意外とあっさり実験成功です。
通常、カメラの感光材はフィルムベースですが、これはそれをガラス板に定着したもの。
通常の写真に比べて、そのフラジリティは尋常ではないものがあります。

生々流転して行く有機体の、あまりに儚き記憶を託すには
これは極力無機物的であることが望まれるのではないでしょうか。

写真の銀粒子、活版印刷によるインク・ブラックの黒、黒鉛・鉛白の対比、ラスコーの絵画、
そして私達に流れる血の記憶としての鉄の存在…。

時間軸を異にする鉱物的世界への憧憬。
その悲願の美しさこそが、写真的美しさの一翼を担っていると思えてなりません。



うーしかしこの写真、ひょんな事から手に入れたSummilux35mmを使用していますが
湿潤な美しい描写ですね…。
すぐに手放すつもりでしたが、ちょっと決心が揺れています。
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by K_Mutori | 2011-12-15 02:06 | 暗室作業

Valoy II.

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引き延ばし機を新しい物に変えました。
LeitzのValoyII型引き延ばし機、以前使っていたFocomat Icの廉価版というイメージが強いですが、
オートフォーカス機構の不要(全て固定倍率のノートリミングなので)な私にとっては
シンプル&軽量なValoyはとても魅力的!
以前、Fotochatonさんで見せて頂いて以来、ずっと気になっていた引き延ばし機だったのでした。

暗室が固定でない以上、あまりゴージャスに奢った引き延ばし機は使えない恨みがありますが!
うちのDurst M670と、ValoyII は最高級機のダウンサイジング版というニュアンスで、
大変小回りのきく、良い相棒になってくれそうです。

特に私のValoyはブルーグレーのヘッドに
台板下には古い電圧計や赤色灯までついていて、
さながらブリキの玩具的色彩を帯びて軽妙なのです。

しかしこの軽さがすばらしい!
Enlargerのオパル電球に照らされた舞台にカラカラとニッケル鍍金の月が昇り
薄明、トワイライトの中から物語が語られ始める、という様な
そうしたフラジャイルな物語を紡ぐのは、やはりある種の軽さが必要だと思われます。

ちなみにこのValoyII、実はFocomatにも無いある'特別'な仕様が施されています。
これはFocomat からValoyへ、という流れの一つのきっかけになる物と思われます。
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by K_Mutori | 2011-12-09 03:09 | 暗室作業

Rollei ATP 紆余曲折

先日お話しました『Rollei ATP1.1』フィルム、その後着々と試験を重ねておりますが…
D-76での強制現像は、これは芳しくない結果に終わりました。

その後R-09、ロジナール系現像液での希釈現像を幾通りか試し、
今日、超希釈現像の300:1現像にチャレンジしてみました。

このフィルム、解像力が抜群に高いテクニカル・コピーフィルムの様で、コントラストが高く
通常にやってしまうとコントラストの劇的に高いフィルムになってしまいます。
これを強制的にトーナルな、グレートーンを持つものに変えようというのですから…
やっぱりローコントラスト現像の定石、希釈現像をやってみようというものです。

300倍希釈だとほぼ水の様でかなり不安でしたが、何と推奨現像時間は12分!
おそるおそるでしたが、しっかり現像出来ていたのには驚きです!

レンズも前回は、その解像力の高さを生かす為にAtomic-Summicronを使いましたが、
今回はAngenieux90mm/f2.5を使用。フレアとグレートーンの芳醇なこのレンズでの
チャレンジでした。

結果がこちら…
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やっとこのフィルムの解像性能が高い、という事の意味が分かりました。
このサイズでは分かり難いですが、スキャン後に画面一杯に延ばしても、粒子を確認
するのは困難です。
コントラストの高さと相まって、ずいぶん結晶質な印象のネガに仕上がりました。

そしてRectaflexマウントのこのアンジェニューがこんなにも精細に写るレンズとは…
今回初めて分かりました。
やはりコントラストが強く、グレートーンにやや無理の有る感がありますが、
これはまた独特の世界を持ったフィルムです。

今後の選択肢の1つとして、しっかり生かして行きたいと思います。
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by K_Mutori | 2011-11-24 01:05 | 暗室作業

Tokyo Graphic Passport

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皆様こんばんは、すっかり風も秋めいてきて
そう思ったらもう10月も半ばを過ぎたのですね。

金木犀の香りがする…など悠長な事を言っていたら
栗の大粒が届いたりして。
いつものことながら、季節には置いてかれています。

さて、今回は1つご連絡。
表題の『Tokyo Graphic Passport 2011』のポートフォリオ・ビューイングデイに
私、Mutoriが参加する事となりました!

場所
3331 Arts Chiyoda
http://www.3331.jp/schedule/001253.html

会期と在席予定は
10/27(木)18:30~21:00 ウェルカムパーティ/オープニングレセプション(恐らく居ません)
10/28(金)11:00~19:00 展示
10/29(土)11:00~19:00 展示(終日在廊予定)
10/30(日)11:00~19:00 展示(終日在廊予定)
10/31(月)11:00~16:00 展示

です!
土日は終日在廊予定ですが、お越し頂く様であれば
事前にご連絡頂くと確実かと思われます。

今回の展示は以前より都度々発表している『博物誌』シリーズに
新作を加えた増補版の展示になります。

いつも皆様とはBlog上の、データイメージのみの交流になりますが、
せっかくのこの機会、物質感のあるミネラルの郷愁たっぷりのオリジナルプリントを
ご覧頂きたいと思い、日夜奮闘中です。

こちらのサイトをご覧頂ければ、Blogにはアップしていない
過去のプリントのイメージもご覧頂けます。
http://www.geocities.jp/k_mutori/index.html

以上、初めてのホワイトスペースでの展示、
大規模会場でのプレゼンテーションになりますので少々緊張気味ですが、
良いものをお見せ出来ればと思います。
よろしくお願い致します!
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by K_Mutori | 2011-10-16 01:54 | 暗室作業

引き延ばし機設置

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今日は朝から大工仕事をしていました。
それというのも、自室内に引き延ばし機をスタンドアロンで置ける様に改造する為です!

合板の天板を加工して、シェラック・ニスを塗布します。
シェラック・ニスは西洋の古い家具によく使われるニスらしいですが、
カイガラムシの生成物を使うのでナチュラル云々。

確かにアクリル系の妙なニオイやヌルっとしたベタつきが無く、
大変清明、清々しい!
乾燥させて当日中でも気分良く使えるのは大変に良い物です。
ツヤの具合もギラギラせず、これは良い物を知りました。

天板の色味が薄かったので、後日ステインワックスを塗り込む予定ですが
一応完成の日の目。
Focomat1CとDurst670にも、やっと落ち着いて仕事をしてもらえる事でしょう!
(実際は手前にDurstも置いてあります。)

電気配線もこの後、行いますがまずは一安心。
しかし中判用のDurstより35mm専用のFocomatの方が存在感が有るのには
笑ってしまいます!
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by K_Mutori | 2011-09-26 00:35 | 暗室作業

印画紙実験室

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今、新しい印画紙を作る為の準備を進めています。
作り方としては一般的なゼラチンとシルバーを使った印画紙で、ただ今回は
より像面の品質を上げて、画面のサイズも大きくしたものを考えています。

前回の公募展では、やはり像の小ささを多く指摘されました。
そして像面の品質についても。

大きさについては、前回の作品が手元に置いて、鑑賞者ととても近い距離で
見てもらう事を考えてのものだったのでコンセプトの違いでしたが、
手透きの紙ゆえに像面の品質…皺や、掠れ、凹凸などは確かに強く、
イメージの邪魔をしてしまうので、再度印画紙を作り直す必要がありました。

そこで今回は紙に耐水処理を行い、そこにゼラチン層を作る流れで制作を
しようと思っています。こうすればこれまで使用出来なかった紙へと
イメージを広げられますし、大きさも自由。像面も比較的安定するはずです。


また、一方では掌にのせて、その世界とじっくり向き合える様なイメージ
(カルト・ド・ヴィジットの様な)も制作したいと思っています。

こちらは物質感、"モノ"としてどれだけ魅力的になれるかどうかで、、
古典印画法、ダゲレオやコロジオンに勝る技法は無いと思いますが…。


どちらも今、いくつか考えているイメージがあるので
光の痕跡を残す座としてどういったものが相応しいのか、
もう少し考えてみようと思います。
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by k_mutori | 2011-02-15 16:21 | 暗室作業

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