バベッジのコンピュータ

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『バベッジのコンピュータ』という本を読んでいました。
チャールズ・バベッジ卿の夢見た自動計算機関。

コンピュータと聞いて皆様はどう思いますでしょう?
アメリカで軍事の色濃い1985年、3千本の真空管と6000のスイッチで彩られた巨大な電気計算機エニアック、その威容から派生する今日に至る、そして皆様の今まさに見ているこのモニタと接続されたマッシブなコンピュータの系譜でしょうか?

しかし、チャールズバベッジ卿の夢見た計算機はその様な強靭なものではありませんでした。
紀元前より系譜を持つ計算法、アバカスから派生し計算尺、そろばんに派生する非電気的なメカニカルな計算機。
時は蒸気機関の産声も聞こえた産業革命当時のイギリス、『解析エンジン』と『階差エンジン』の機構を備え、真鍮製の何百と言う歯車のかしぎ、何千という鉛活字の重厚を備え、電力すら使わないアクティブな動作により計算結果をはじき出す自動計算装置。それが『バベッジのコンピュータ』でありました。

数値を入力し、後は正しい手順で装置を回しさえすれば正確な計算結果が導きだせる様は正に「機械からの神」だったのではないでしょうか?
その歯車一つ一つに、さてどんな力が込められているのかと、不思議に思ったに違いありません。

こうした幻想元素たるファンタシウムを多分に含んだオブジェクトの、何と美しく思える事でしょう。
本を読んでしばし恍惚、理数系の物語は『フェルマーの最終定理』もそうでしたが読み出すと止まらないものです!
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by k_mutori | 2011-09-09 00:54 | オブジェ志向

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