Rollei ATP 紆余曲折

先日お話しました『Rollei ATP1.1』フィルム、その後着々と試験を重ねておりますが…
D-76での強制現像は、これは芳しくない結果に終わりました。

その後R-09、ロジナール系現像液での希釈現像を幾通りか試し、
今日、超希釈現像の300:1現像にチャレンジしてみました。

このフィルム、解像力が抜群に高いテクニカル・コピーフィルムの様で、コントラストが高く
通常にやってしまうとコントラストの劇的に高いフィルムになってしまいます。
これを強制的にトーナルな、グレートーンを持つものに変えようというのですから…
やっぱりローコントラスト現像の定石、希釈現像をやってみようというものです。

300倍希釈だとほぼ水の様でかなり不安でしたが、何と推奨現像時間は12分!
おそるおそるでしたが、しっかり現像出来ていたのには驚きです!

レンズも前回は、その解像力の高さを生かす為にAtomic-Summicronを使いましたが、
今回はAngenieux90mm/f2.5を使用。フレアとグレートーンの芳醇なこのレンズでの
チャレンジでした。

結果がこちら…
c0167369_0504888.jpg


やっとこのフィルムの解像性能が高い、という事の意味が分かりました。
このサイズでは分かり難いですが、スキャン後に画面一杯に延ばしても、粒子を確認
するのは困難です。
コントラストの高さと相まって、ずいぶん結晶質な印象のネガに仕上がりました。

そしてRectaflexマウントのこのアンジェニューがこんなにも精細に写るレンズとは…
今回初めて分かりました。
やはりコントラストが強く、グレートーンにやや無理の有る感がありますが、
これはまた独特の世界を持ったフィルムです。

今後の選択肢の1つとして、しっかり生かして行きたいと思います。
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by K_Mutori | 2011-11-24 01:05 | 暗室作業

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