Rollei Retro 80S with Leica Type-A

先日、距離計のない古いライカA型に新しく手に入れたフィルムを入れて、撮影に行ってきました。先日のefke社の騒動には少々困ってしまいましたが(何と言ってもフィート缶が手に入らないなんて!)。どうやら独逸Rollei社から傾向の似たフィルムが出たと代官山のfotochatonさんに伺い、さっそく撮影に行ってきた次第です。
もちろん同じ製品ではない、そもそも感度からして異なるこのフィルムですが、少し感度が高いのでずいぶん扱いやすい仕上がりになっています。そして現像してみてはそのトーンの綺麗さに驚くばかり(これなかりはモニターでお伝え出来ないのが悔しい)。実に繊細でシャープな陰影を刻んでくれます。ただし比較的ローコントラストの旧Elmarですらこのコントラストですから。現代的なレンズには似合わないかもしれませんが、オールドの少々クセのあるレンズには一等お勧めしたい品です。
しかし一時期より確実にフィルムのチョイスの幅が広がっているのは、これは大いに嬉しい。大手量販の能面の様な製品ラインナップから逸れて、少しでもこうした個性的な選択が出来る様になってくれればと願わずにはいられません。
by K_Mutori
| 2012-10-30 02:04
| 写真機とレンズ