Leica Mod.A

c0167369_0923100.jpg

シネ用35mm判フィルムを使うカメラが登場してきたのは1920年前後、その黎明期には古生代カンブリア紀を思わせる実に様々な、嗜好をこらした魅力的なカメラが多く登場していますが、初めてのライカがA型として登場するのはその中でも後半、1925年の事!

1925年と言えばシュルレアリスム宣言の翌年、ハイゼンベルグの量子力学が速度を増し"SF"が誕生。遺伝や染色体研究が盛んになる中で、民族主義を唱える国家社会主義ドイツ労働者党党首がビアホールで演説大会を催した年でもあります。

手許にあるこの子はシリアルナンバー4000番台ですからもうちょっと後の時代ですが、それでも初期のボディらしい特徴が随所に見られます。(ちなみに、デジタルのM9ですとシリアルは420万台を越えています。LEICA社も実に長く続いているものです。)
レンズは"Sentlinger Glas Werk"ゲルツのゼントリンガー光学硝子工場製の"旧タイプ Elmar"が装着されています。独逸光学界の老舗、シュタインハイル社が1901年ミュンヘン郊外に設立したこの工場は後にGoertz社の傘下となりますが、その硝子で生産されたElmarレンズは"旧エルマー"と呼ばれるもの。
状態が良い個体が見つかれば、驚くほど清冽な描写を提供してくれるレンズです。こちらの写真は後日お目にかける事といたしましょう。

初期や黎明期にの、どこかぎこちなさを併せた情熱。
そんなエフェメラルな魅力を持つ1台です。







 
[PR]
by K_Mutori | 2014-01-05 01:20 | 写真機とレンズ

モノクロームメインでの写真Blogです。


by k_Mutori

プロフィールを見る
更新通知を受け取る